なないろリンカネーション 紹介・感想

はい、テスト前なのにひたすらエロゲをしてしまったダメ医学部生、はんだごてです。

この土日にプレイしたエロゲ、なないろリンカネーションが想像以上に面白くて泣ける作品だったので、紹介していきたいと思います!

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http://www.silkysplus.jp/game/nanarin/


とりあえず今回はあらすじからさらっと行きますね。


死んでしまった祖父の家に引っ越して一人暮らしを始めた大学生の主人公。

しかし、その祖父の家には座敷童子と鬼が住み着いていて、主人公のことを自分たちの主人であり、この町を守るための使命があるという。

その使命とは後悔を残して死んでしまった人々の霊を成仏させること。

主人公は戸惑いながらも鬼や1人の少女と過ごすうちに霊の成仏を引き受け、町の問題を解決していくことを誓う。

しかし、この町ではとんでもない事件が起きていて…。


はい、結構王道なストーリーですね。

最後までやってみた感じとしましても、少年漫画とかで良くありそうなストーリーです。

しかし、私がななリンをやって良かったと思うのも事実です。

それは音楽などの演出がストーリーとうまくマッチしていて、同じストーリーだとしてもノベルゲーならではの良さがあったと思ったからです。

ですので、ななリンは王道の霊能探偵モノとして本当にクセのない誰にでも進められる作品となっております!

※軽くグロシーンあるのでそこだけ注意

ヒロインも可愛いしね(ここ重要な!)

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ストーリーに関しては上述の通り王道で無難に面白いと言った感じなんですが、文章はかなりいいです。

読みやすくて、一章の終わりの時点で引き込まれて続きがどんどん読みたくなるいいスクリプトでした。

他の方のレビューを見ても、読みやすいといった意見が多かったので、素晴らしいライターさんだと思います。

結構面白いギャグも織り込まれていて、全然方向性は違うのですがなんとなく丸戸作品と同じような温かい気持ちになれました。


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原画に関しては、結構意見が分かれると思います。

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好きな人が比較的多めなようですが、なにぶん古めの絵柄なので、苦手な人もいると思います。

私自身、絵が好みじゃなかったので避けてきた作品なのですが、プレイしてみると作風に合った素晴らしい原画家さんだなぁっと思えたので、絵で避けている人はとりあえず体験版だけでもやってみてください。


そして、音楽!

そこまで強く記憶に残るような感じではないのですが、ななリンのメインヒロイン√が泣きゲーとして素晴らしい出来なので、そこでうまく働いてくれました。

BGMとして理想の形で泣きゲーを支えていて文句なしですね!


ここまで褒めちぎってきたのですが、ボリュームが少ない、メインヒロイン以外の個別ルートが適当というのはブランド側も認めているところらしいので、trueルートだけでもいいから楽しめればいいやって人向けですね。


おすすめする人は

・短い泣けるゲームがやりたい人

・王道の泣きゲーがやりたい人

・温かい人間関係ものがやりたい人

・軽いグロが大丈夫な人


この辺ですかね。

誰でもある程度楽しめると思いますが、複数のヒロインをちゃんと攻略したい人はきつそうですね。

メインヒロイン以外のルートは微妙なので。


お気に入りキャラ

琴莉

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安定のメインヒロインでしたね!


感想

絵で避けてたけど、ホンマにやって良かった!

体験版やってすぐにDL版買ったの正解だった。

由美が丸戸史明っぽくて良さそうだと思ったが、やっぱり琴莉ルートがメインだからそこは微妙だったかな。

でも、琴莉ルートのエンディング2つとも良かったし、文句なしで神ゲーだったかと。

あのメリーゴーランドはズルいね…!


野崎まど作品を紹介!読む順番他

お久しぶりです、テストで忙しくてなかなか記事を書けない日々が続きましたが、テストの合間を縫って今日は私が一番好きな作家である『野崎まど』先生について紹介していきたいと思います!
※土曜日にテストやるのやめてください教授の皆さん…

※時間なくてとりあえず書けたところまであげます。


野崎まどは、大人向けライトノベルのようなものを出しているメディアワークス文庫の第1回受賞者で、発売当時はそこまで知名度が高くはなかったのですが、最近グイグイと人気を高めて、映画『楽園追放』の東映が作る来年4月放送予定のテレビアニメ『正解するカド』の脚本にも抜擢されました!
なので、『正解するカド』放送前に野崎まど作品を試しに読んでみようかなぁ?って人に向けての記事となります。

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野崎まど作品分類

短編集などに一部だけ載っている作品を除き、野崎まどメインの本のみを今回は紹介します。

①アムリタ他『2シリーズ』 計6冊

メディアワークス文庫

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②なにかのご縁シリーズ 計2冊
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⑤バビロンシリーズ 現2冊(まだ続いてます)

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野崎まど劇場シリーズ 計2冊

電撃文庫

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大まかに分類するとこんな感じですね。


まず、なにから読み始めるのがオススメかをはじめに言っておきます。


①アムリタか、③knowです!


野崎まどの特徴が特に強く出ている作品はアムリタ、know、バビロンであり、バビロンはまだ完結していないのでこの2作品から読み始めるのを勧めます。

読みやすい軽い文章がいい人は①アムリタから

読みやすいけどしっかりした小説がいい人は③know から読み始めていただければと思います。


それでは1つ1つ詳しく見ていきたいと思います。

①アムリタ他 『2シリーズ』

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この『2シリーズ』はとにかく読む順番が大切です!
全6冊あるのですが、メディアワークス文庫は文字も大きく読みやすいので時間自体はそこまでかかりません。
なので、しっかり順番通り読むことをお勧めします。
読む順番
アムリタ→舞面真面とお面の女→死なない生徒殺人事件→小説家の作り方→パーフェクトフレンズ→2
最低でもパーフェクトフレンズと2は最後に持ってきて下さい。
残りの4冊は最悪手に入らなければ順番を無視しても問題ありませんが、最後から2番目にパーフェクトフレンズ、最後に2を読むことは絶対です!

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『2シリーズ』はとにかく読みやすいです。
ラノベのように軽い文章で、ギャグも相当挟んできます。
しかし、侮るなかれ。
内容の奥深さは、他のシリーズにも全く負けていません。
野崎まどファンの中では未だに『2』が最高傑作だという人が多いほどに、そのストーリーと伏線回収は見事です。

1作目のアムリタがこのシリーズの典型例なのですが、軽い文章で紡がれる明るい雰囲気の中に突然暗い闇が垣間見えてきて、真実を知ると…。
序盤の明るい雰囲気も楽しいですが、何よりもその真実が見え始めると麻薬のようにどんどん惹きこまれてしまう素晴らしいシリーズです。
1作目のアムリタだけでも楽しめますので、ぜひ手に取ってみてください!

あと、これは筆者の好みなのですが、4作目にあたる『小説家の作り方』は単独で読んでも相当レベルの高い作品ですので、アムリタのあらすじがあまり惹かれなければ、こちらから入ってみても良いかと思います。

アムリタのあらすじ

 自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂される最原最早の監督作品だった。 彼女のコンテは二見を魅了し、恐るべきことに二日以上もの間読み続けさせてしまうほどであった。 二見はその後、自分が死んだ最原の恋人の代役であることを知るものの、彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が先立ち、次第に撮影へとのめりこんでいく。  撮影は順調に進み、ついに映画は完成するのだが、試写会の翌日に起こった “ある事件”から、二見は最原の創る映画に隠された秘密を知ることとなり――?



②なにかのご縁シリーズ

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こちらは野崎まど作品の中でも異色の心温まるシリーズです。
野崎まど作品は、ギャグ!シリアス!ミステリー!といった要素が強いのですが、『なにかのご縁』シリーズははじめから終わりまでハートフルドタバタコメディです。
なので、クスッと笑い、ウルッとくる作品が読みたい人にはオススメです。
ただ、野崎まど色が比較的弱めです。

あらすじ
 大学の自治会で忙しく働く毎日を送っていた青年・波多野ゆかりくんは、あるとき謎の白うさぎと出会いました。いきなり喋った彼もとい「うさぎさん」は、なんとその自慢の長い耳で人の『縁』の紐を結んだり、ハサミのようにちょきんとやったり出来るのだそうです。そしてうさぎさんは、ゆかりくんにもその『縁』を見る力があると言います。そうして二人は、恋人や親友、家族など様々な『縁』のトラブルに巻き込まれ……?  誰かの『ご縁』をめぐってゆかりくんとうさぎさんが大活躍!? とても愉快でちょっと切ないハートウォーミング・ストーリー登場

③know

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野崎まど出世作といえばコレ!

knowはハヤカワ文庫から出版されてSF大賞にもノミネートされ、有名SF作家が絶賛した近未来SFです。

knowの特徴としては、ガチSF好きからSFを読んだことない人まで、どんな人にも勧められるということです。

内容的には電子脳などバリバリのSFをしているのですが、文章のテンポが良く、読みやすいので内容のヘビーさを全く感じさせません。

予想できない展開、天才同士の戦い、緻密な設定…

『知る』とは何かをテーマに繰り広げられる物語は最初から最後まで驚きとワクワクの連続です。

そして、knowが評価されている理由の1つでもある後味の良いラスト。

本当にどんな人にもオススメできるので、とりあえず手に取ってみてください!


あらすじ

超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。 
情報庁で働く官僚の御野・連レルは、 
情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、 
道終・常イチが残した暗号を発見する。 
その“啓示"に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。 
道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。 
それは、世界が変わる4日間の始まりだった―― 

付喪堂骨董店 感想・紹介

どうも、はんだごてです。

Twitter垢のパスワード忘れてログインできなくなったので、新垢作りました。

お手数おかけしますが、そちらもよろしければフォローお願いしますm(__)m

https://twitter.com/@handagote_eroge


このラノ2017も発売ということで、今回は時間のあるときにイッキ読みしてもらいたいラノベである、付喪堂骨董店をしょうかいしていきたいとおもいます。


付喪堂骨董店 (全7巻完結済み)

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私が1番好きなライトノベルであり、全ての人におすすめできる万能ラノベです。

知名度はそこまで高くないのですが、ストーリー・キャラ・設定・ギャグどれをとっても最高レベルの素晴らしいラノベなので紹介していきたいと思います!


あらすじ

付喪堂骨董店〜FAKE〜』は『アンティーク』と呼ばれる不可思議な力を宿す道具を扱う店だ。店のアルバイト店員の来栖刻也と舞野咲は、幸か不幸か、アンティークが引き起こす事件に関わってしまう


要約すると、デスノートみたいな不思議な能力を持った『アンティーク』に関わる事件を主人公達が解決し、『アンティーク』を回収していくお話です。

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1つの事件ごとに短編形式を取っていて、サクサク読めるのですが、その短編が繋がり大きなストーリーを描いているといった感じです。

短編だし大したことないんだろう?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが全くそんなことないです!クオリティの高い短編で、『アンティーク』の設定も、伏線回収も見事で、短編だけを見てもかなり面白いです。

そして何よりもこの『付喪堂骨董店』を私が推す1番の理由は最終巻にあります。

1巻ごとに相当の盛り上がりを見せる今作ですが、ラストの2巻、特に最終巻である7巻は驚きと感動の嵐です!

1巻からイッキ読みすると、これまでにばら撒かれた伏線が回収されていく様子に驚愕することでしょう!

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ここまで聞くとめちゃくちゃシリアスな作品に思えますが、癒し要素もあります。

毎巻4章では主人公とヒロインの一息つける掛け合いがあり、ヒロインが可愛いので1巻だけでも読んでみてください!


おすすめする人

基本的に誰にでもおすすめできます。

その中でも特に

・泣けるラノベが読みたい人

・シリアスなラノベが読みたい人

・クーデレヒロインが好きな人

・伏線回収が上手い作品が読みたい人




Re:LieF〜親愛なるあなたへ〜 紹介・感想

今回は筆者ことはんだごてが2016年発売作品で1番注目してきた作品である『Re:LieF〜親愛なるあなたへ〜』を紹介していきたいと思います

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http://rask-soft.com

 

『Re:LieF〜親愛なるあなたへ〜』は、新ブランドであるRASKの新作ということで普通ならばスルーして1年後に評価を見てから買うところなのですが、あまりにも美しすぎるCGとOPを見て、はんだごては迷わず購入を決意しました。

このゲームの1番の取り柄は何と言ってもその美しいCG!

百聞は一見にしかず、ということで個人的にお気に入りのものを貼ってみたいと思います。

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どうですか?

めっちゃ綺麗でしょ?♪───O(≧∇≦)O────♪

こんなにも綺麗なCGが惜しげもなく出まくるんですよ!こりゃプレイするしかないですよね⁈

 

まあ、勝手にテンションあげるのはこれぐらいにして真面目に紹介していきたいと思います。

まず作品の雰囲気は↑のCG達でも伝わると思うですが、さらに詳しい雰囲気はYoutubeに上がっているOP映像を見るのが1番だと思います。OPも良い曲なのでぜひ!

 

https://www.youtube.com/watch?v=zJhlf6Sm2y4&ebc=ANyPxKrDLzENZi0wj_aiCqbsVe5OJng2fI-xi5G-Hk5oNSb8np_ks_K04RCNZD8b6CfA7eyMIsFY

 

このゲームのテーマは『再出発』です。

人生に失敗した若者たちがもう一度学校生活を送ることで自分を見直す-トライメント計画-を通して一歩前に踏み出す物語です。

 

登場人物はそれぞれ抱えた過去と立ち向かいながらも、自分の信念と現実との間に葛藤しながら学園生活を送る。

そんな中、記憶が一部欠落した少年と自分に自信を持てない少女は廃墟で謎の女の子と出会う…。

 

このように『再出発』というテーマを基に謎の少女などシナリオの方でもこちらを惹きこめる力のある作品です。

ぶっちゃけて言いますと、初めの3ヒロインの個別ルートはシナリオに大きく関わるものの、ブチ抜けては面白くはないです。

しかし、3つの√を超えて解禁されるTrue√は始まった瞬間から気になる展開の連続で惹き込まれること間違いなしだとおもいます。

さらに、泣きゲーとしての評価も高い今作は、人によっては本当に涙できる・さらに元気付けられる作品だと思います。

 

このゲームをおすすめする人は

・綺麗なゲームがやりたい人

・人間ドラマが好きな人

・短いシナリオゲー・泣きゲーがやりたい人

 

軽いバグやスクリプトが一部単調すぎると感じる部分もありましたが、それを上回って余りあるほどの素晴らしい世界観を作り出すCGとシナリオでした。

少しでも迷っている人はぜひプレイしてみてください!

 

・お気に入りキャラ

アイ

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日向子

 

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理人

 

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↑主人公の親友ポジ

たまに結構ツボなギャグ言ってくれるのと、なんだかんだイケメンで相当好きな親友ポジですね笑

※プレイした後の人なら分かると思いますが、あの子ももちろん好きです!ネタバレになるのでここでは載せてませんけどね…!

 

追記:そういえば書いてなかったけど、日向子の声優さんめっちゃよかったですね!あと、ネタバレになるから書いてないあの子も声可愛かったというか綺麗だった!

OPEDもよかったですし、ってか、EDのあの書き下ろしCGズルいですよねぇ⁈

あんな簡単に一枚絵使ってくるあたり、本当に新ブランドなのか?ってぐらいCGはバリエーション豊かで大満足だった。

 

ファタモルガーナの館 紹介・感想

今回は現在3DS・vita両方でのコンシューマー版が発売決定しているファタモルガーナの館の紹介をしたいと思います。

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ファタモルガーナの館は、縹けいか氏率いる同人サークルNovectacleが製作した全年齢向け同人ゲームです。

絵柄からもわかるように萌え要素はほぼ0で、ストーリーと美麗なBGM・原画が売りの正統派シナリオゲーとして少しずつその人気を上げ、ついにコンシューマー版にも至りました。

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シナリオライターである縹けいか氏は現在ライトノベルでも活躍しており、MF文庫より『モーテ-水葬の少女-』を出しています。

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『モーテ』シリーズはファタモルガーナと似た作風なので、どんな雰囲気か見てみたい人やノベルゲーをやる時間がない人はこちらを楽しんでみてください!


さて、本題に戻って『ファタモルガーナの館』です。

この作品は多くの章からなるのですが全章面白いです!

序盤はその雰囲気に慣れるまで退屈なのですが1章のラストから徐々に面白くなり、一区切りつく3章は見事としか言えないシナリオで圧倒されてしまいました。

結構長い作品なのですが先が気になる展開で、連日徹夜でプレイした記憶がありますね笑

この作品は何を言ってもネタバレになる気しかしないので、これ以上は何も言いません!

紹介とか書いておきながら、何だよ⁈っておもわれるかもしれませんが、とりあえずシナリオゲーやりたい人はやっとけ!ってことしか言えません。


興味を持ってくださった人は、とりあえず試しに同じNovectacleが配布しているフリーゲームである『セブンスコート』をやってみてください!

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http://novect.net/april.html

ファタモルガーナのエイプリルフール企画で作られたフリーゲームで3時間程度でサクッと出来ます。

フリーゲームと侮るなかれ、セブンスコートのシナリオはファタモルガーナに勝るとも劣らない素晴らしいシナリオで、誰にでも勧められる神ゲーです。

ファタモルガーナの雰囲気をつかむためにやるのも良し、普通にセブンスコート単体として楽しむのも良し、ですのでぜひぜひプレイしましょう!

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筺底のエルピス -絶滅前線- 紹介

どうも、はんだごてです!

今までエロゲの紹介記事ばかり書いてきましたが、私はラノベも結構読んでます。

その中でも今回は『筺底のエルピス -絶滅前線-』という現在刊行中のラノベを紹介していきたいと思います。

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『筺底のエルピス -絶滅前線-』はSF業界で注目されている新鋭作家であるオキシタケヒコ氏のSFライトノベルです。

オキシタケヒコ氏はゲームのシナリオライターを前職ではなされていて、現在はSFをメインで一般小説とライトノベル両方で活躍されています。

中でも『波の手紙が響くとき』は『SFが読みたい!2016年版』で8位に選ばれるなど今が旬のSF作家だといえます。

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では、今回紹介する『筺底のエルピス -絶滅前線-』の何がすごいのかと言いますと、シリアスなストーリーと緻密なSF設定です。

あらすじ

殺戮因果連鎖憑依体―。それは古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきた。鬼狩りの組織“門部”は、古来より改造眼球『天眼』と、時を止める柩『停時フィールド』を武器として鬼を狩り続けてきた。百刈圭と、乾叶―心に傷を抱えながら戦う二人が遭遇したのは、歴史上たった六体しか現れていない“白鬼”だった。


このあらすじを読むと伝奇物に思えるのですが、実際にはSFです。

私的にこの作品のあらすじを書きますと、


-殺戮因果連鎖憑依体-

人間に憑依し、その思考を捻じ曲げることで宿主を殺人に駆り立てるモノ。宿主が死ぬとまた別の人間に憑依する鬼…。

そんな鬼を狩る組織《門部》は、異星の民より託された『天眼』と『停時フィールド』で人類破滅の危機に立ち向かってきた。

-殺戮因果連鎖憑依体-に家族を殺され、門部に所属し、エースにまで上り詰めた百苅圭は部下の乾叶と共に鬼を狩り続ていると、伝説の《白鬼》に出会う…。


って感じなんですが、どうでしょう?

私がここで強調しておきたいのは、伝奇モノというよりも現代を舞台にしたSFモノだということです。

殺戮因果連鎖憑依体という絶望的存在

停時フィールドという指定範囲を世界から切り離し時を止める柩

最新巻である4巻まで読むと、この2つの設定がいかに見事かわかります。


設定からもわかるように相当シリアスなストーリーなのですが、1巻毎・巻を超えての伏線回収が上手く驚かせることも少なくありません。

さらに、鬼・人間との停時フィールドを使ったバトルシーンが面白くてカッコイイので、バトル好きにまで勧められる万能ライトノベルです。

さらにさらに、主人公の師匠にあたるキャラがめちゃくちゃカッコイイです!


シリアスで鬱要素があるのでそういった作品が苦手な人には強くはオススメしませんが、苦手でない方には是が非でも読んでほしい名作です!

現在4巻まで刊行されているのですが、もしかすると売り上げが怪しいラインらしく打ち切りの可能性もあるので、皆さんぜひぜひ読んでやってください!

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ルートダブル - Before Crime * After Days - 紹介・感想

今回は全年齢版向けソフトであるルートダブルの紹介をしたいと思います。

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http://www.yetigame.jp/w/index.html

ルートダブルは高い文章力と緻密な設定に評判のあるチーム月島(3人組)がシナリオを担当している科学アドベンチャーです。

有名どころでいうとEver17などに近い作品です。

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神ゲーなので、やってない人はやりましょう


ルートダブルはダブル主人公モノで、ストーリーと設定が面白いので、その一部を紹介したいと思います。

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少し長くなりますが、ダブル主人公の各目線からのあらすじも載せておきます。

√Aストーリー
2030年9月16日、午前6時19分…鹿鳴市(ろくめいし)が運営する原子力生物学研究機構第6研究所…通称「ラボ」において、原因不明の爆発が発生した。
事故の通報を受けた鹿鳴市消防局の特別高度救助隊「SIRIUS(シリウス)」の隊長「笠鷺渡瀬」は、部下の橘風見や守部洵らを引き連れて、ラボの内部に救助活動へと向かう。
しかし救助活動の最中、突如「ケースN」が発動。隔壁が全て閉じられてしまい、渡瀬たちはラボの内部に閉じ込められてしまう。
そして渡瀬に突如襲い掛かる謎の男。その男が妖艶な笑みを浮かべた瞬間、渡瀬の頭に凄まじい激痛が走る。
「まさかお前も…頭の中を!?」…気が付いた時には渡瀬は、これまでの全ての記憶を失ってしまっていた。
隔壁が開放されるまで残り9時間、それまでに刻一刻と迫る火災と煙、そして放射線による死の恐怖…果たして渡瀬たちはラボに残された要救助者を全員救出し、無事にラボから脱出することが出来るのだろうか。

√Bストーリー
2030年9月16日、午前6時19分…鹿鳴市私立鹿鳴学園1年B組に所属する高校生「天川夏彦」は、ある目的のために幼馴染の鳥羽ましろ、同級生の三ノ宮・ルイーズ・優衣と共に原子力生物学研究機構第6研究所…通称「ラボ」に訪れていた。
だがそこへ突然原因不明の爆発が発生し、夏彦たちはラボの内部へと閉じ込められてしまう。
「まさか奴らが動き出したのか!? 僕たちは間に合わなかったのか!?」…夏彦たちは絶望しながらも迫り来る爆発や炎から逃れ、必死にラボからの脱出を試みようとする。
だがそんな最中、夏彦の幼馴染にして同居人である琴乃悠里と出会う。訳あって家から出られないはずの彼女がこの場にいることに戸惑いながらも、彼女も合流し、皆で脱出を試みる。
しかしそんな最中、突如悠里が夏彦に意味深なことを話し出す。次の瞬間夏彦の意識は、事故が起きる前の2030年9月10日へと飛ばされてしまったのだった…。


いかがでしょうか?

もしこのあらすじを見て面白そうと思った人は間違いなくこのゲームをプレイすべきです!

実のところ、私は最初このあらすじを見た時SF要素多めで難しそうなゲームだなぁって思い、購入を見送っていました。

しかし、同じチーム月島がシナリオを担当したバトルロワイヤルもののリベリオンズ Secret Game 2nd Stage』をプレイしてチーム月島の素晴らしさを知り、購入を決意しました。

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実際にプレイしてみて感じたのは、2030年という近未来が舞台でSF要素が結構含まれるのですが、流石はチーム月島、先の気になる展開を上手くつなげてきてSFが苦手な人でも楽しめるということです。

そしてなにより主人公がイケメンなんです!

あらすじ読んだ時は主人公のことを全く気にしていなかったのですが、√Aの主人公である渡瀬は本当にイケメンです。

見た目も行動も最後までプレイすると惚れること間違いなしです!

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↑√Aの主人公とヒロインです。


ですので、ルートダブルは主に

・主人公がカッコいい作品がやりたい人

・伏線回収が上手い作品をやりたい人

・設定がしっかりしたSF作品がやりたい人

あたりですね。

比較的ボリュームのある作品ですので、時間がある時にプレイしてみてください!



・感想

高校時代にプレイしたということもあり忘れていることも多いのですが、めっちゃ面白かったです。

とにかく伏線回収が巧スギィ!チーム月島愛してるぜ!

序盤のワクワクする伏線巻き段階の時点でも面白かったのに、√C以降の神がかった伏線回収と設定の奥深さ…見事すぎる…!

知る人ぞ知る名作として扱われているルートダブルですが、もっともっと多くの人にプレイしてもらい、チーム月島がさらなる神ゲーを作ってくれることを願ってます!