賭博師は祈らない 紹介

本日は2017年新作ライトノベルではんだごてが1番オススメしたい作品である『賭博師は祈らない』の紹介をしていきたいと思います。


f:id:handagote-eroge:20171229193647p:plain

f:id:handagote-eroge:20171229193751p:plain

http://dengekitaisho.jp/special/23/tobakushi/?rf=top_b


まず、目を引くのは【奴隷】という言葉だと思います。

賭博師である主人公がなり行きで奴隷のヒロインを購入する、というあらすじからも分かるようにこの作品はライトノベルでは比較的重めのお話です。

なので、学園ラブコメや異能バトルといったジャンルに飽きた人などにも新鮮な気持ちで読んでいただけるのではないかと思います。

f:id:handagote-eroge:20171229195520j:plain


そのほかオススメできる点が何点かありますので、要約しますと…


・世界観がしっかりとしている


・文章が読みやすく、描写が美しい


・厳しくも優しい物語


・賭博のトリックと伏線回収


・魅力的なキャラクター



賭博が広く行われていた時代をモチーフに緻密に世界観が描写されていて、ずっと浸っていたくなる雰囲気は新人作家とは全く思えないハイレベルなものでした。

キャラクターも魅力的でヒロインが可愛いことはもちろん、友人キャラやサブキャラ達と主人公の絡みがとても良い読了感を生んでいました。


以下のような人にオススメです。

・雰囲気の良い作品が読みたい

とある飛空士の追憶、旅に出よう などが好きな人など


・頭脳戦をする作品が読みたい

空ろの箱と零のマリア賭ケグルイ などが好きな人など


・幸薄い系ヒロインが好き

奴隷のヒロインという特殊な設定ですので、最近でいうと魔法使いの嫁 などが好きな人など


3巻が2018年1月に発売されるので、よろしければこの冬に読んでみてはいかがでしょうか?

f:id:handagote-eroge:20171229200249j:plain



おすすめラノベ41選

 

 毎度恒例の挨拶になりつつありますが、お久しぶりです。はんだごてです。

部屋の掃除がてら本を整理してると、布教したい本がいっぱいあったので今回はおすすめラノベをジャンルごとに紹介したいと思います(メディアワークス文庫も今回はラノベに分類させて下さいm(__)m)

トーリー、キャラ、設定、読みやすさ、をそれぞれ★10点満点でつけたものを書いときますが参考程度でお願いします。

・目次

1~10…管理人イチオシ作品

11~20…王道作品

21~30…シリアス系先品

31~40…一巻完結

41…特別枠

 管理人イチオシ

1.

殺戮因果連鎖憑依体――
古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。
日本の暗部である《門部》は、不可視の存在を網膜に投影する改造眼球『天眼』と、時を止める超常の柩『停時フィールド』を武器とし、そのプログラムを追い立て、狩り、そして葬り続けてきた鬼狩りの組織だ。

 

ラノベとは思えない壮大で残酷なSF設定を、読みやすいエンタメラノベに落とし込んだ秀逸な作品。最新巻である4巻はあまりの驚きと感動で読んだ瞬間叫びまくりましたね。

SF設定だけでなくバトル描写、ストーリー展開どこをとっても素晴らしいので、シリアスな作品が大丈夫な人はぜひぜひ!

 

トーリー ★10

キャラ   ★7

設定    ★10

読みやすさ ★9

 四巻まで発売、以下続刊

2.

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

 

 3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美しさに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げた。教室全体が次の言葉を待っていた、その時―。「星野一輝」―呼んだのは、何故か僕の名前。「私はお前を壊すために、ここにいる」

 

ループものラノベ最高傑作。

全七巻であるが一巻だけ読んでも本当に楽しめる見事な作品。

海外では絶大な人気を得ているものの日本ではそこまで知名度がないというのが悲しいが、予測できない展開や伏線回収でこの作家に並ぶものは相違ないと思わされるほどの傑作。

とにかくループものが好きな人や、とがった作品が読みたい人は一巻だけでも手に取ってみては?

トーリー ★10

キャラ   ★8

設定    ★10

読みやすさ ★7

 七巻完結

3.

 大気制御プラントの暴走と戦争により、人類は滅亡の危機に瀕していた。存在の『情報』を書き換えることで、物理法則すら操る《魔法士》の少年、天樹錬は、世界にただ七つ残された閉鎖型都市《シティ》のひとつ、神戸シティに輸送される実験サンプルの奪取の依頼を受けるが、同じく魔法士の《騎士》黒沢祐一に阻まれ、フィアという少女だけを連れ帰る。それぞれに守りたい人々のため、ぶつかり合う錬と祐一。しかしフィアには、《シティ》に関する、重大な秘密が隠されていた……。

 

緻密な設定と魅力的なキャラによる群像劇。

大気制御プラントの暴走により寒冷化を迎えた人類滅亡の危機で奮闘する人々のドラマはまるで映画を見ているかのような感動を与えてくれた。

巻数は多いものの、終盤の怒涛の展開では感動と新刊を切望する気持ちで居てもたってもいられなくなります。

三枝!新刊はよ!

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★8

読みやすさ ★7

  九巻上(全17冊)まで発売、以下続刊

4.

 ヒトは規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。ヒトに変わって《獣》と戦うのは、死にゆく定めの少女妖精たち。青年教官と少女兵の、儚くも輝ける日々。

 

とにかく泣ける作品。

悲しい過去を背負った教官と、死地に赴く少女たちの脆さと強さにボロボロ泣きましたね。

アニメ化したのでそちらから入ってもいいかも。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★9

読みやすさ ★6

 五巻完結、後日談刊行中

5.

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

 

 『アンティーク』と呼ばれる物がある。年代物の骨董品や古美術品のことではない。幸運を呼ぶ石、未来の姿が映る鏡など、不思議な力が宿った器物を指す。世の中は広いもので、そんな怪しい物を扱う店があったりする。付喪堂骨董店~FAKE~。だが、名前の通り扱っているのはそれの偽物ばかり。無愛想な少女が不気味な品ばかり勧めるので閑古鳥が鳴いている胡散臭い店なのだ。でも、ごくまれに本物が舞い込んでくるから面白い。では、そんな変わった品を手にしてしまった人たちのことを、これからお話しよう。

 

デスノートドラえもんの秘密道具のような不思議なアイテムにかかわる事件を主人公が解決していく短編集なのだが、ラストの二冊である六巻と七巻はこれまでの総まとめとして長編形式をとっており、この二冊が全ラノベの中で管理人が一番好きな作品です。

短編集もしっかりとしたストーリーで先が気になりますし、毎巻1つはあるクーデレヒロインとのエピソードはニヤニヤできるので、ストーリーも可愛い女の子もギャグも全部楽しみたい!というひとにおすすめ。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★9

読みやすさ ★10

 七巻完結

6.

 十八世紀末、ロンドン。賭場での失敗から、手に余る大金を得てしまった若き賭博師ラザルスが、仕方なく購入させられた商品。――それは、奴隷の少女だった。喉を焼かれ声を失い、感情を失い、どんな扱いを受けようが決して逆らうことなく、主人の性的な欲求を満たすためだけに調教された少女リーラ。そんなリーラを放り出すわけにもいかず、ラザルスは教育を施しながら彼女をメイドとして雇うことに。慣れない触れ合いに戸惑いながらも、二人は次第に想いを通わせていくが……。やがて訪れるのは、二人を引き裂く悲劇。そして男は奴隷の少女を護るため、一世一代のギャンブルに挑む。

 

新人賞とは思えない完成度の高い作品。

派手ではないが、しっかりとまとまったストーリーと魅力的なキャラに何週も読み直しました。

ニリツさんの挿絵も可愛いですし、万人向けの一作。

二巻が待ち遠しいですね。

トーリー ★8

キャラ   ★8

設定    ★7

読みやすさ ★10

  一巻まで発売、以下続刊

 7.

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

 

 美姫を守って単機敵中翔波、一万二千キロ!大空に命を散らす覚悟の若き「飛空士」。ある日彼に与えられた使命は「姫を敵機から守り、無事祖国にお連れすること」。襲いかかる敵機の群れ! 複座式の小さな偵察機に乗ったふたりは、逃げ延びることができるのか?

 

高い文章力、ずっと浸っていたくなるような雰囲気、緊迫したバトル。

一冊のうちに笑い、驚き、怒り、泣ける本当によくまとまった作品。

戦闘機モノではありますが、専門的な知識とかは全くいらず、むしろ誰もがスラスラと読める万人向け作品。

とある飛空士シリーズは恋歌などと続きますが、この一冊で完結しているのでお間違いなく。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★9

読みやすさ ★9

 一巻完結

8.

 「あたしね、運命の人の味がどんなものかなぁって気になってるの。いただきます!」記憶喪失で尚且つ“史上最悪の指名手配犯”とされた俺は目覚めていきなり“人を食らう罪”をもつナギサと名乗る美少女に食べられてしまった…物理的に。ここは自分の罪状に基づいた偉人・大罪人の魂を憑依させる異能力「アニマウェア」が実装された異世界監獄。“ハンニバル・レクター”“宮本武蔵”“ジャンヌ・ダルク”などの魂を憑依させた囚人たちと友達になりながら俺は記憶を取り戻しつつあったが、突如監獄の運営が終わり、異世界全種族奴隷化計画が始動。“史上最悪の指名手配犯”に隠された真実が明らかとなった時、俺がとった行動とは!?

 

先の読めない残酷なストーリー展開と伏線回収に定評のあるシナリオライターの縹けいかの新作。

管理人は今回も見事に騙されました。

Fateシリーズとか好きな人は結構近いところがあるのでおすすめかも。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★8

読みやすさ ★9

  一巻まで発売、以下続刊

9.

プシュケの涙 (メディアワークス文庫)

プシュケの涙 (メディアワークス文庫)

 

 夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。彼女はなぜそんなことをしたのか?その謎を探るため、二人の少年が動き始めた。一人は、飛び降りるまさにその瞬間を目撃した榎戸川。うまくいかないことばかりで鬱々としている受験生。もう一人は“変人”由良。何を考えているかよく分からない…。そんな二人が導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい。

 

自殺した女の子の真実を暴くミステリー。

一人称文体でめちゃくちゃ読みやすく、言葉選びのセンスが見事。

綺麗な物語と思うか、残酷な物語と思うか、あなたはどちらでしょうか?

トーリー ★10

キャラ   ★8

設定    ★6

読みやすさ ★10

 一巻完結

10.

 闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰かひとりが敵であることに気づいた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで―。伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、堂々始動。

 

勇者は六人のはずなのに七人いる!?誰が偽物だ?

という疑心暗鬼のミステリーとファンタジーの融合作品。

ミステリーとして伏線回収が見事なだけでなく、キャラや設定も魅力的で先が気になって仕方のない作品です。

アニメ化もしましたが、原作の方が数倍良いので、できれば原作で。

トーリー ★10

キャラ   ★9

設定    ★9

読みやすさ ★7

  六巻まで発売、以下続刊

 

王道作品

あまり王道作品は読まないのですが、これは絶対におすすめできると思う作品を10選

 

11.

 あなたの人生〈ルート〉、作り直しませんか?

僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!? 落ちたはずの大学に受かっていて憧れの芸大ライフ、さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に! ここから僕の人生を作り直すんだ―――後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる! と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。木緒なち×えれっとの超強力タッグによる、青春リメイクストーリー!

 

人生をやり直して青春をもう一度!

エロゲライターの木緒なちさんらしい、王道の青春ラノベなのですが、ゲーム制作とかの裏事情とかギャグも面白く、笑いと燃えと萌えの詰まった一作。

トーリー ★8

キャラ   ★7

設定    ★7

読みやすさ ★9

  一巻まで発売、以下続刊

12.

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

 

 竜王(将棋界最高位)の家にやってきたのはJS(女子小学生)の押しかけ弟子だった!?

 

このラノで一位をとった作品。

一見ただの萌え豚向け作品に見えるが、中身は激熱将棋ラノベ

少年漫画のような熱い展開の連続と、しんみりとくる人間関係はこの先生以外にまねできないかと。

一部ギャグとかが滑ってますが、ストーリーだけ見ればめちゃくちゃ面白いです。

最新刊の五巻で第一部が終わったのでこの機会にぜひ!

トーリー ★9

キャラ   ★8

設定    ★5

読みやすさ ★7

  五巻まで発売、以下続刊

13.

 地味な女の子(大嘘)に一目惚れした主人公が、その子をメインヒロインにしたギャルゲーを作るぞ!という青春オタクラブコメディ。

ゲームライター丸戸史明の初ラノベということもあり、序盤は書きなれてないのかすごく読みにくいですが、少しずつ面白くなり五巻以降はずっと面白いです。

人間関係のもつれとみんなで力を合わせてゲームを作るという、青春恋愛ものとしてのレベルはとても高いですが、ギャグに関しては小ネタがマニアックなので分かる人はニヤニヤできる程度だと思ってください。

トーリー ★8(六巻以降は10)

キャラ   ★10

設定    ★6

読みやすさ ★6

  12巻(外伝3冊合計15冊)まで発売、以下続刊

14.

 学園祭の日、それぞれの想いを胸に秘め、12人が学校へ集まった。悪魔の力を継承する彼らが集うとき、呪われた儀式が再開される条件はすべて満たされる……。「生きたい者は奪うべし。 死にたい者は捧ぐべし。 最後のひとりになるまで奪い合え」その言葉を合図に、ある者は追い、ある者は逃げ、ある者は傍観する。誰を信じ、誰を疑えばいいのか!? そして、自分は何をすればいいのか――。制限時間は今夜零時。 一夜の狂想曲が始まった。 命がけのゲームに勝つのは誰だ!?

 

ラノベではおなじみの異能力バトルものに、デスゲーム要素を加えた作品。

相手の異能力は何か?このゲームの終着点は?

緊張感たっぷりの異能力バトルと伏線回収をうまくまとめた二巻完結と手を出しやすい一作。

トーリー ★9

キャラ   ★5

設定    ★8

読みやすさ ★8

 二巻完結

15

 かつて「狂気の天才」と呼ばれた一人の科学者がいた。 彼が残した驚異の発明は「遺産」と呼ばれ、それを求める国家や組織は、今でも後を絶たない――。 そして現在。 海上に浮かぶ循環環境施設スフィアラボを、武装集団が占拠する事件が発生。 彼らの目的は一つ。 「遺産」と呼ばれるスーパーコンピュータを奪取すること。 制圧には困難が予想される中、切り札として召集されたのは拘束具に身を戒められた少女だった! 「遺産」を熟知する天才的な頭脳に、誰もが心奪われる美貌。 その正体とは一体……。 ついに解き放たれた謎の少女と兇暴なテロリストの壮絶な闘いが今、始まる! 電撃が贈る鮮烈なハードアクション。

 

バトルものではあるが、しっかりとしたストーリーが魅力的な一作。

設定が膨大でページ数も多くなりがちだが、厨二心をくすぐる設定とSFチックな理詰めの設定とのバランスが見事で、しっかりと作り込まれた世界観が好きな人にお勧め。

三巻と四巻から一気にブーストがかかるので、そこまでとりあえず読んでみてほしい。

トーリー ★7

キャラ   ★7

設定    ★9

読みやすさ ★6

 11巻まで発売、以下続刊

16.

 東京・池袋。そこにはキレた奴らが集う。非日常に憧れる少年、喧嘩上等のチンピラ、ストーカーもどきの電波娘、趣味で情報屋を営む青年、ヤバイ患者専門の闇医者、魔物に魅せられた高校生、そして漆黒のバイクを駆る“首なし(デュラハン)ライダー"。そんな彼らが繰り広げる物語は痛快な程マトモじゃない。だが、彼らは歪んでいるけれども―恋だってするのだ。

 

群像劇と言えばこの人!

とにかくキャラが立ってて、みているだけで面白い馬鹿どもが暴れまわる。

最終的に一つに繋がるそのストーリーに何度驚かされたことか。

アニメの出来もいいので、そちらから入るのもあり。

トーリー ★8

キャラ   ★10

設定    ★7

読みやすさ ★9

 13巻完結、後日談刊行中

17.

 妹と二人暮らしの高校生、月代玲音。ある日の放課後、彼は友人の文槻クレアに連れられ、地元の紅街中華街を訪れる。場違いな洋菓子店でメイド姿の双子と出会い、妙なケーキを注文する玲音だったが、異変の刻は彼の知らないうちに着々と近づいていた。封印を解かれた「マリアンヌの宝石箱」。その内側に封じられていたのは、かつて欧州を席巻した異能者、“皇帝”のブロスペクトとその部下達。街の裏側で暗躍する“キャラバン”の幹部、周皓月の掌に踊らされ、事態は混迷を迎えていく―異形の神と異能者達が紡ぐ騒乱劇!

 

パラサイトムーンの続編だが、読んでなくても全く問題ないので紹介します。

異能力バトル群像劇というデュラララに近い作品だが、こちらは異能力バトルがメイン。

美麗な挿絵と、読みやすい文章、三巻で一気につながるストーリーと全体的にレベルの高い作品。

ヒロインも可愛いので、異能力バトルで何読むか迷ったらこれ読んどきましょう。

トーリー ★8

キャラ   ★7

設定    ★8

読みやすさ ★8

 三巻完結

18.

101番目(ハンドレッドワン)の百物語 (MF文庫J)

101番目(ハンドレッドワン)の百物語 (MF文庫J)

 

 一文字疾風、通称モンジは元気な普通の高校生。親友のキリカと他愛のない会話をしたり、憧れの先輩と一緒に帰ったりと、平和な日々を過ごす―はずだった。だが、ある日出会った謎の少女から、突然Dフォンというケータイを手渡される。それは、“実際にある”都市伝説を集めたサイト、『8番目のセカイ』に繋がるものだった。彼はそこで「百物語の主人公」に選ばれてしまったらしい。そんな彼の前に現れた転入生、一之江瑞江は囁く―「どうして、電話に出なかったのですか?」サイトウケンジ×涼香という最強コンビが贈る、ノンストップ学園アクションラブコメ開幕。

 

The王道の学園モノバトルラブコメ

都市伝説を扱っているのでホラー要素が少し入っているものの、基本は可愛い女の子と一緒に戦うというラノベの王道。

目新しさはないものの、読みやすい文章と熱い展開で質の高いラノベです。

従妹が滅茶苦茶可愛いので、「兄さん」と可愛い従妹に呼ばれたい人にもおすすめ。

トーリー ★6

キャラ   ★9

設定    ★6

読みやすさ ★8

 八巻完結

19.

 異形の汚染獣たちが都市の周りを闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する“自律型移動都市”で暮らす。その中の一つ、学園都市ツェルニの新入生レイフォンは一般科の学生だったが、入学式の騒動で生徒会長に才能を見抜かれ、武芸科へ転科するはめになる。ツェルニでも汚染獣からの攻撃に備え、選択された者たちが自衛小隊を組んでいた。そのまま勝ち気な少女・ニーナの小隊に配属されるレイフォン。しかし彼には剣を持てない理由があった…。戦いを捨てた少年が、ひとりの少女と出会い―奇跡を生む。史上最強の学園アクション・ファンタジーが開幕。

 

管理人がラノベにはまるきっかけとなった作品。

戦う理由、人間関係、過去との因縁、と様々なことで悩む主人公がうざいと感じる人もいるかもしれないが、とても人間らしいキャラばかりでシリアスな雰囲気も明るい雰囲気も楽しめる一作。

バトルだけでなく、ストーリーも面白く万人向けの一作。

(俺TUEEE系かと思ったら最終的にそんなことはなかったZE☆)

トーリー ★8

キャラ   ★7

設定    ★8

読みやすさ ★7

 25巻完結、外伝多数あり

20.

 在籍する生徒の成績は超優秀、あらゆる部活は全国制覇を成し遂げる。夜空に輝く星のような私立七星学園。しかしその実体は、厳格なランク制度と、生徒の容姿までステータス化されるシステムで生徒たちを管理する、別名『弱肉強食学園』。そこは絶対的な強者が支配していた。派閥“アーバンライオン”を率いる、“傲慢”の神楽坂エリカ。彼女を打倒し、『頂点』に立ち、『暴君』として君臨する―。危険な野望を抱いた“堕ちた天才”藤白カンナは、Fランクの教室に居た…。知能と知能がぶつかり合う下克上ストーリー、開幕。

 

バカテスの主人公がコードギアスルルーシュになったら?みたいな作品。

駆け引きと騙しあいが行き交う頭脳戦の末に手に入れるものとは?

二巻で打ち切られたものの、本当に面白いので是非読んでほしい。

トーリー ★8

キャラ   ★6

設定    ★9

読みやすさ ★6

 二巻で打ち切り?

 

シリアス作品

一番読むジャンルなのでどんどん行きます。

 

 21.

ツァラトゥストラへの階段 (電撃文庫)

ツァラトゥストラへの階段 (電撃文庫)

 

 あらすじは分かりにくいので、簡単に言うとラノベカイジ

ゲームシステムも面白いし、暗い雰囲気の中で押しつぶされそうな中戦う主人公もかっこいい。

三巻完結なのでサクッと読んじゃえますね。

トーリー ★9

キャラ   ★8

設定    ★6

読みやすさ ★8

 三巻完結?打ち切り?

22.

モーテ ―水葬の少女― (MF文庫J)
 

 遺伝子の罠――数万人に一人が罹り、必ず十代の内に自殺へと追い込む奇病・モーテ。秘密と不穏に満ちた孤児施設・ドケオーに送られた少年・サーシャは、大人への憎しみを抱き、孤独に生活していた。そんな彼の前に、マノンという美しい少女が現れる。マノンとの仲が近づくにつれ、彼女の相談役・フォスターである気味の悪い男・ドゥドゥが、マノンを傷つけているのではないかと疑問を抱く。サーシャはマノンを助けるために、大きな決断をする。しかし、その裏には驚くべき事実が隠されていた。誰もが望まない、約束された自殺へと誘う「モーテ」が、孤児施設と彼らの背景に横たわっていて……。絶望的に純粋な"絆"の物語――この世界に、奇跡は存在しますか?

 

自殺する運命にある少女と少年の純愛ストーリー。

先の読めない展開と、歪だが綺麗なラストを楽しんでいただきたい。

全三巻だが、一巻だけで独立しているので一巻だけでも。

トーリー ★9

キャラ   ★4(二巻以降は8)

設定    ★10

読みやすさ ★7

 三巻完結

23.

神様のメモ帳 (電撃文庫)

神様のメモ帳 (電撃文庫)

 

 「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す!情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。

 

ニート探偵という設定が秀逸。

ラノベとしてキャラが魅力的なのはもちろん、ミステリーとしてのレベルが高く、普段ラノベを読まない人にもお勧めできる一作。

いろんな問題を抱えた仲間たちの切なくも優しい物語。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★10

読みやすさ ★8

 七巻完結

24.

 現世のひとつ下の階層に位置する異世界“煉獄”。そこに満ちる大気は有害であり、一方で人の意志に干渉して森羅万象へと変化する性質を持っている。瑩国第一王女であるアルテミシア―アルトは、その煉獄へ繋がる扉を身の裡に孕む特異体質の持ち主だった。常に毒気を身に纏い近寄る者すべてを殺してしまうが故、普段は呪われた子として城の地下牢に幽閉されている。しかし彼女は時折、外の世界へ出る。従者である少年騎士フォグと共に、王家の密命を受けて。煉獄の毒気を練り超常を操る“煉術師”として―。策謀と毒気が渦巻く都市“匍都”で繰り広げられる薄闇の幻想物語、開幕。

 

軽めのダークファンタジーとしての完成度が高く、鋼の錬金術師ラノベ版といったところか。

ヒロインと主人公の関係が心地よく、二人で共に成長していく姿は残酷な世界観とは対照的に微笑ましい。

悪いところの見当たらない優等生的な作品。

トーリー ★8

キャラ   ★8

設定    ★8

読みやすさ ★7

 六巻完結

25.

 

ヒューイは、かつて所領の半分を1冊の稀こう本と引き替えにしたほどのビブリオマニアである祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書の全てを引き継いだ。条件は一つ、“書架”を引き継げ――と。遺品整理に屋敷を訪れたヒューイは、本が溢れる地下室で、静かに本を読む少女と出会う。漆黒のドレスに身を包み、胸に大きな錠前をぶら下げた少女ダンタリアン。彼女こそ、禁断の“幻書”を納める“ダンタリアンの書架”への入り口、悪魔の叡智への扉だった――。
 
 

 

短編集の形式をとっているものの、それぞれの話が少しずつ繋がっていく丁寧な作品。

本が好きな人は特におすすめ。

挿絵を担当しているGユウスケさんの絵が最高です。

トーリー ★7

キャラ   ★7

設定    ★9

読みやすさ ★7

 八巻完結

26.

 誰かを選ぶということは、選ばなかった誰かを犠牲にするということだ―。ある日の放課後、高校生の斗和は、仲のよい2人のクラスメイトから同時に告白を受ける。どちらを選ぶか、斗和の中で答えは出ていた。だが、平穏な日常は唐突に崩壊する。突如として現れた“見えない壁”によって学校は外部と隔離され、生徒たちは“人喰いの化け物”が徘徊する学校に取り残されてしまう。大切な人達を誰一人死なせたくないと、斗和は必死に抗うが―。濃密なサスペンス演出が冴える衝撃のパニックバトル、ついに開演!この衝撃は心臓を抉る。

 

パニックホラーものという海外映画のような圧倒的絶望感をライトノベルという形式に落とし込んだ一作。

二巻までで一区切りつくので、購入の際は二巻まで同時に買ったほうがいいかと。

管理人は一巻だけ買って、続きが気になり速攻で本屋に走りました。

とにかく先が気になり、読む手が止まらない作品です。

トーリー ★7

キャラ   ★6

設定    ★9

読みやすさ ★7

六巻完結

27.

 修学旅行に行くはずだった高校生・千葉紀之が目を覚ましたとき、そこは密室で、しかもクラス全員が同じ場所に閉じこめられていた。 訳もわからず呆然とする一行の前に、“人工知能ソフィア” を名乗る存在が現れる。 ソフィアに示される絶対の “ルール”。 だが、紀之は瞬間的な嫌悪感から、ソフィアからの庇護と呪縛を拒否してしまう。 紀之以外のクラスメイトは全員そのルールを受け入れ、ルールが支配する奇妙な日常がはじまった。 孤立した紀之はやがてひとつの決心をするが……。

 

欝々とした閉鎖空間における疑似デスゲームモノ。

伏線回収もさることながら、ゲーム内容が面白く、自分が参加しているかのような緊張感がたまりませんでした。

個人的には二巻が土橋先生の最高傑作だと思っているぐらい面白かったので、ぜひ二巻まででも。

トーリー ★8

キャラ   ★8

設定    ★9

読みやすさ ★7

三巻完結

28.

鬼哭街 (星海社文庫)

鬼哭街 (星海社文庫)

 

 かつては友と信じた男の裏切りにより、辱めの果てに命を奪われた自身の妹・瑞麗の仇を討つため、犯罪都市・上海へと舞い戻った孔涛羅。一振りの倭刀と必殺の電磁発頚「紫電掌」を武器に、凶悪無比な五人の仇敵たちへの復讐劇の火蓋はついに切られた―!虚淵玄×ニトロプラスサイバーパンク武侠片ノベルゲームを、虚淵玄自らが小説化。

 

まどマギサイコパスで有名になった虚淵玄の中でイチオシのノベライズ。

原作者自ら行っただけあって、ゲームに勝るとも劣らない素晴らしいノベライズでした。

虚淵頼むからまたエロゲとかラノベ書いてくれー。

トーリー ★10

キャラ   ★10

設定    ★8

読みやすさ ★8

一巻完結ノベライズ作品

29.

 2030年9月16日午前6時19分。鹿鳴研究学園都市の郊外にある巨大な科学研究施設『ラボ』にて深刻な事故が発生する。救助に来たレスキュー隊の隊長・笠鷺渡瀬は、現場で気を失い、目覚めた時には記憶を失くしていた。しかもセキュリティシステムの誤作動で、断続的な爆発の続く施設内に閉じ込められてしまう。仲間との再会、襲い来る火の手、そして謎の惨殺死体……。極限状況の中で、壮大な人間ドラマがいま幕を開ける!

 

これまた原作者によるノベライズ作品。

SF要素とミステリー要素の塩梅が絶妙で、先が気になるストーリー展開とワクワクする設定に読む手が止まらない作品。

主人公が記憶喪失ということもあり一巻では謎が残るが、巻を重ねるごとに謎が明かされていく様は痛快!

トーリー ★10

キャラ   ★7

設定    ★10

読みやすさ ★8

四巻完結

 

一巻完結作品

30.

 そこにいるだけで空気が華やぐような綺麗な少女、雛田香奈実。 彼女に一目惚れした僕が演劇部に入部して数ヵ月、文化祭公演の台本を選ぶ時期がやってきた。 現役の演劇部部員は僕と雛田を含め、一年生の五人きり。 僕たち五人にはそれぞれ想い人がいたりいなかったりしたのだけれど、部室で見つけた、ぼろぼろの 『ロミオとジュリエット』 の台本を使うことに決めたとき、五人の心に奇妙な変化が起こり始め……。 これは、「好き」 と言えない高校生の揺れる思いを描く、ちょっと怖い物語。

 

あーーーーーー、と叫びたくなるような青春モノ。

本間に甘酸っぱくて、でもほろ苦い人間関係の描写が最高でした。

高校時代に戻りたい!

トーリー ★7

キャラ   ★7

設定    ★7

読みやすさ ★8

 

31.

二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)

二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)

 

この夏、俺は、君を二度失った。

きっと、「好き」という言葉は罪だった。

森山燐(もりやま・りん)は生まれつき不治の病を患っていた。
俺は、それを隠して高校生活を送っていた彼女を好きになってしまっていた。高校最後の文化祭で、一緒にライブをやり、最高の時間を共に過ごし――そして、燐は死んだ。

死に際の彼女に、好きだ、と――決して伝えてはいけなかった言葉を、俺は放ってしまった。
取り乱す彼女に追いだされて病室を後にした俺には、一言「ごめんなさい」と書かれた紙切れが届けられただけだった。

あんな気持ち、伝えなければよかった。
俺みたいな奴が、燐と関わらなければよかった。

そして俺は、タイムリープを体験する。
はじめて燐と出会った河原で、もう一度燐と出会ってしまった。
ずっと、会いたいと思っていた燐に、あの眩しい笑顔に再び……。

だから、今度こそ間違えない。
絶対にこの気持ちを伝えてはいけないから。

最後の最後まで、俺は自分の気持ちを押し殺と決めた。
彼女の短い一生が、ずっと笑顔でありますように

 

あらすじ通りの内容で語ることはないのですが、笑いと泣きをしんみりと味わった作品。

下ネタの概念の人が書いたとは思えない綺麗なストーリーでした。

トーリー ★8

キャラ   ★7

設定    ★6

読みやすさ ★8

 

32.

クリス・クロス―混沌の魔王 (電撃文庫 (0152))

クリス・クロス―混沌の魔王 (電撃文庫 (0152))

 

MDB9000。コードネームは「ギガント」。日本が総力を結集して作り上げたスーパーコンピュータによる仮想現実世界での命をかけた冒険をリアルに描ききる。電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞。バーチャルRPGノベル。

 

第一回電撃ゲーム小説大賞で金賞受賞した今作。

ざっくりというと、シビアでリアルなSAO。バーチャル世界にフルダイブしたら、突然ゲーム内の死は現実の死に直結するといわれクリアを目指さざるを得ない展開に(SAOが発売されたときに同じ電撃文庫だったためパクリ疑惑が出たようですね)

SAOがthe ラノベといった作品であるのに対し、こちらは少し地味で現実味を重視しているが、ストーリーと文章力からおすすめしたいです。

特にラストの雰囲気は秀逸。

トーリー ★9

キャラ   ★5

設定    ★8

読みやすさ ★9

33.

 謎を解く事が生きがいの少年・鳩ノ巣論。 高校二年の一学期初日、新しいクラスで論の後ろの席になったのは、全身白ずくめの奇妙な女子生徒だった。 瑞平すすめ。 極限まで肌を隠し、合成音声で自己紹介する不可思議な少女。 アクシデントがきっかけで論がその肌に触れた瞬間、突如世界が暗転した。『天使』が支配する闇の空間に引きずり込まれた論は、その空間とすすめの謎を解き明かすため、『天使』が生み出す謎の【状況】の【解明】に挑む―― 『水平思考推理ゲーム』、【状況開始】!

 

水平思考推理ゲーム、という題材自体がすでに面白くオリジナルの問題も質が高いので、クイズ番組を見ているような一冊。

ある男が、とあるの見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?

 

この問題の答えが気になったら読んでみてください。

トーリー ★6

キャラ   ★5

設定    ★6

読みやすさ ★9

 

34.

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

 

 世界は穏やかに滅びつつあった。「喪失症」が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。人々は名前を失い、色彩を失い、やがて存在自体を喪失していく…。そんな世界を一台のスーパーカブが走っていた。乗っているのは少年と少女。他の人たちと同様に「喪失症」に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。目指すのは、世界の果て。辿り着くのかわからない。でも旅をやめようとは思わない。いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに旅する少年と少女の物語。

 

雰囲気良すぎて現実に戻りたくなくなるような一冊。

田舎を芋っぽい子と旅したいーーーーー。

熱い展開と切ない展開もあって、一冊でいろんな要素が楽しめます。

トーリー ★7

キャラ   ★9

設定    ★10

読みやすさ ★9

 

35.

 「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が身体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死――死すら日常になる毎日。ループが158回を数えたとき、煙たなびく戦場でケイジはひとりの女性と再会する……。期待の新鋭が放つ、切なく不思議なSFアクション。はたして、絶望的な戦況を覆し、まだ見ぬ明日へ脱出することはできるのか!?

 

戦場で死ぬたびループしていくという地獄のような設定の時点でワクワクしますよね!?

ループものとしても質が高いが、原作の切ないラストが大好きです。

ハリウッド映画版では改変されているので、できれば原作から入ってほしいものです。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★10

読みやすさ ★9

 

36.

 「私が死んだら、お兄ちゃんはきっと泣くと思います――」 重い病気を患っている中学ニ年生の井崎由香。夏休みに一時退院した彼女は、これまでほとんど接触のなかった兄の智弘と、“かんネェ”こと夏尾とともに過ごした夏の想い出を日記帳に綴る。 兄に帽子を買ってもらったこと、神戸の高山植物園に行ったこと、お弁当を持って須磨海岸に海水浴に行ったこと……。 だが、何気ない日々の中で少しずつ兄への気持ちは形を変えていく。揺れ動く淡い恋心を知るべくもない智弘。そして由香の気持ちを知ってしまった夏尾。結末は悲しい出来事とともに訪れた……。

 

家族関係はずるいよ…、泣くに決まってんじゃん?

関西弁の違和感難敵にすんな、この不器用な物語に触れてくれ。

トーリー ★7

キャラ   ★9

設定    ★7

読みやすさ ★7

 

37.

 物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。

 

ラノベでは珍しいお伽噺のような物語。

序盤はあんまりわからないかもしれないけど、終盤の怒涛の展開は感動の一言!

トーリー ★10

キャラ   ★9

設定    ★6

読みやすさ ★6

 

38.

未確認未来少女 (ガガガ文庫)

未確認未来少女 (ガガガ文庫)

 

 未来視の少年×未来人の少女

多分、俺の席には未来人が座っていた。

数年前、不可解な現象に巻き込まれた果瀬春太郎(はせ・しゅんたろう)は、少し先の未来を見る力を得た。
その原因を知るために、未来型不可能事件(フィラデルフィア)と呼ばれる、いわゆるオカルトや都市伝説的な現象を調べる日々。
そんなある日、春太郎の目の前に、昨日まで存在していなかった少女が現れた。だが、クラスメイトの誰もがその違和感に気が付いていない。

東冬海(あずま・ふゆみ)と名乗ったその少女は、記憶のほとんどを失っていたが、特定の技術に関する知識を覚えていた。
それは、現代科学では証明しようがない超技術。そして、春太郎のもつ未来を見る力は、未来においてはある程度一般的な技術だったことが明かされる。

春太郎は自分の力の原因を知るため、冬海は春太郎の能力にもとの世界へと帰れる希望を見出して、二人は様々な不可思議現象を調査していく。

だが、特異点でしかない冬海の存在は、望まぬうちにハプニングを巻き起こし……。春太郎は究極の二択を迫られる……。

 

サイトウケンジらしい、わかりやすく面白い設定と可愛いヒロイン。

一巻完結でしっかりとまとまっていて文句なしで面白いといえるエンタメ性の高い作品。

トーリー ★7

キャラ   ★7

設定    ★8

読みやすさ ★8

 

39.

 石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。深夜の校庭に桜が舞い散る中、宙に浮かぶ袴姿の彼女は、高らかに不吉な言葉を彼に投げかけるのだった。 「おめでとう、お主はこの学校の新しい七不思議に選ばれた」 なんと彼は七不思議の引き継ぎに、仮登録されてしまったのだ! そして、とまどいながらも、テンコとともに学校で起こる事件を解決していくことになるのだが……。 七不思議の一つとなった少年の日々を綴った、思わずもう一度読み返したくなるミステリアス・ファンタジー。

 

ネタばれになるので詳しくは言えないが、最後まで読んでよかったと思った新人賞作品一位ですね。

地味だがしっかりとした作品なので、すこしふしぎな作品を読みたい人はぜひ!

トーリー ★7

キャラ   ★5

設定    ★8

読みやすさ ★8

 

40.

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)
 

 天才、最原最早。彼女の作る映像には秘密があった。付き合い始めたばかりの恋人を二週間前に亡くした彼女にスカウトされた二見遭一は、その秘密に迫るが――。
芸大の映研を舞台に描かれる、異色の青春ミステリ!

 

天才かよ!!

初めて読んだときに思わず叫び、その日のうちに五回も読み直した【麻薬】のような作品。

野崎まど作品はどれも面白いけど、やはり処女作のアムリタから読むのがおすすめ。

トーリー ★9

キャラ   ★10

設定    ★8

読みやすさ ★10

 

特別枠(ゲーム原作やってほしいけどノベライズでも最悪良いよ…)

 

41.

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 1 (GA文庫)

WHITE ALBUM2 雪が紡ぐ旋律 1 (GA文庫)

 

 高校生活最後の学園祭。

ライブを敢行するはずだった軽音楽同好会は
たったひとりの女子メンバーのため
直前になって解散の憂き目に合ってしまった。

諦めきれない北原春希は、とあることをきっかけに
新メンバー候補に声を掛けはじめることに。
誘うのはミスコンクイーンとして名高い小木曽雪菜と、
決して他人を寄せ付けない変わり者・冬馬かずさ。


絶世と孤高の美少女ふたりを前に、
春希は無事軽音を再生させてライブに
参加することができるのか……!?

 

管理人がノベライズから入り、原作ゲームに影響されて虚無感で高校生活を一か月近く抜け殻にした丸戸史明の最高傑作。親友同士の女の子がドッロドロの三角関係に…胃が痛いけど、あまりの面白さに何回も読み直した素晴らしいノベライズ、、、なんですけど、ゲーム原作は音楽も素晴らしく、できれば原作をやってほしいけど、ノベライズも出来のいい一作。

トーリー ★9

キャラ   ★9

設定    ★8

読みやすさ ★10

全六巻完結

 

水葬銀貨のイストリア 感想・紹介

本当に本当にお久しぶりです。はんだごてです。

春休みになったんですが、ウィザーズブレインというラノベ読んだり、実家に帰っていたりしてエロゲが出来ていなかったため書くネタがなかったんですね…。

やっと横浜に戻ってきたので、かねてより楽しみにしてた水葬銀貨のイストリアをアキバに行って購入してきました!

体験版で玖々里が1番好きだったので、トレーダーで買い、サイン会の応募行ったんですけど、たまたま当たって原画の桐葉さんにサインしてもらいました。

f:id:handagote-eroge:20170328015057j:plain


発売日にサインしてもらって速攻でプレイし始めたんで、3/25にはクリアしていたのですが…色々わかんないことがあったので感想が遅くなりましたm(_ _)m


それでは、いつも通り紹介から!

f:id:handagote-eroge:20170328020410p:plain

色々ネタバレになりそうなので公式のあらすじ載せときます。


ルクル信者のはんだごてですが、今回のシナリオには何個か言いたいことがありました。

まず、個別について!

取って付けたようなやる気の感じられない個別ルートをつけるぐらいなら、True1本道でよかったのではないか?ということです。

共通ルート終わりまでシリアスをやってるのに、選択肢でヒロインを切り捨てたと思ったら、ヒロインとイチャイチャして終わりというのは流石に絶句せざるを得ませんでした。

もしかすると、この4つの個別ルートはプレイヤーに対する問題提起であったり、メタであったりするのかもしれませんが…、残念ながら頭の悪いプレイヤーである自分には、やる気のない手抜きシナリオにしか見えませんでした。

この「やる気のなさ」は他にもいろんな部分で見られました。

体験版でも指摘されていたテキスト誤字はもちろん、キャラの立ち絵が分身するバグ、テキストと音の不一致などが数え切れないほど見つかりデバックがまともになされていないことが伺えました。

f:id:handagote-eroge:20170409195302j:plain

※双子とかじゃないです


じゃあ、シナリオが全てクソだったのかと言われると、そうじゃないのが厄介なのが水葬銀貨のイストリア!

なんと、共通とTrueに関していえばルクル節が見事に炸裂していてかなり面白いんですよ。

じゃあ、いいじゃんって思いますよね?

f:id:handagote-eroge:20170409195438j:plain

でも、そうはならないんですよ…。

Trueルートに関しては、確かにシナリオが面白いんですが、明らかにおかしいというか不自然な部分があったりするんですよ…。

紙の上の魔法使いが好きな人はシナリオを理詰めで伏線回収が好きな方が多いと思うのですが、水葬銀貨のイストリアは理詰め仕切れなかった印象ですね。

伏線回収や選択肢の使い方などに関していえば、紙の上の魔法使いから大きく成長を感じましたし、今回は待望のOP曲もつきました。

こう言った成長が見られるので、ウグイスカグラというブランド、またライターであるルクルを応援してこれからも新作が出れば予約して買うつもりです。

しかし、もし今回のようなデバック不足が続くようであれば別のブランドの外注ライターとして描いてくれることを望みますかね。


本当はもっと色々と書きたいことがあるのですが、修正パッチが来てから追加しようと思います。



※余談

やっぱり玖々里は可愛かった!

「僕を信じて」

「あなたを誰よりも信じてるわ」

の流れに関しては、完璧すぎてこれだけで水葬銀貨買ってよかったなって思いました。

f:id:handagote-eroge:20170409200235j:plain



 

りゅうおうのおしごと 紹介・5巻感想

お久しぶりです!はんだごてです。

久々の更新ですね。最近エロゲとラノベにあまり触れてなかったので、書く記事がなかったのですが、本当にオススメしたい神ラノベの最新刊が出たのですよ!

その名も、りゅうおうのおしごと!

f:id:handagote-eroge:20170214181802j:plain


このラノ2017だっけかで1位を取ったとかなんとか聞きました。

自分は将棋好きの兄貴の家に遊びに行った時にオススメされて1巻を貰ってから、続き全部買ったのですが、めっちゃくちゃ面白いです\\\\٩( 'ω' )و ////

いやー、久々にこんなにも熱いラノベを読みましたね。

基本的に自分が好きなラノベって、「熱い」作品よりも、『六花の勇者』や『空ろの箱と零のマリア』のような「驚かされる」作品が多いんですね。

でも、この『りゅうおうのおしごと!』に関しては手放しでオススメできます。

では、どんな本か軽く紹介を。


主人公は16歳で史上最年少で竜王となった17歳のプロ棋士

そんな主人公がスランプに陥っている時に、1人の幼女に「弟子にしてください」と頼まれ、試しに将棋を打ってみるとその子は神に愛されたような才能溢れる少女だった。

その子を弟子に取り、将棋を教え、周りの人と関わっていくうちに少しずつ成長していく…。


と行った感じのストーリーです。

この作品の特徴としては、結構将棋描写があります。

将棋のルールを軽く知ってるだけでも楽しめる描写なのですが、作者の腕が素晴らしく、本当に暑い描写が多いです。

将棋ペンクラブ大賞も取っており、また、監修に結構ガチの将棋の方をつけているため、素人が見ると全然粗はないように感じます。


この作品のお勧めできる点は

・軽い文章で読みやすい

・熱い描写の連続

・ヒロイン達が可愛いだけでなく、いろんな心情を持っている

・主人公が成長していく姿に感動できる

・主人公以外のキャラ達の活躍に感動できる


と行った感じですかね。

将棋と熱い描写というのはミスマッチな気が初めはしていましたが、最新刊まで読むと本当に熱い作品だなぁってなりました。

興味を持った方は是非手にとって見てください!


こっからは五巻の感想と、お気に入りキャラについて軽く語ろうかなって思うんで、ネタバレ注意!



お気に入りキャラ

・空銀子(左の子)

f:id:handagote-eroge:20170214183430j:plain

いやー、一途で可愛いすぎますね!

3巻ぐらいからどんどんその可愛さが増してきたんですけど、4巻での過去の話や置いていかれるという切なさを見ると本当に報われて欲しいと願うばかりでした…。

5巻は反則か…!ってぐらいヒロインヒロインしてるシーンが何個もあって嬉しかったんですが…まあ、メインヒロインではないですから、この作品は特にそういう相手は明示してきませんでしたね。

とにかく、5巻の可愛さは反則!

2人で手を繋ぐシーンヤバすぎやろ…。

主人公の部屋に行くシーンは、主人公の気持ちもわかるし、銀子の気持ちもわかるから本当に辛かった。




5巻感想

とりあえず第1部完結?かな。

あとがき見た時はりゅうおうのおしごと!という作品自体が完結したのかと思ったけど、謝辞は次の巻で!って書いてあるからおそらくまだ続きます。

いやーーーー、ホンマに5巻は神回でしたねー。

正直4巻まででもめちゃくちゃ面白かったんですけど、5巻はさらにそれを上回ってきてましたね。

名人と主人公が将棋というゲームの真理に到達しようとするシーンは、野崎まどの『know』を思い出させられる素晴らしいシーンでしたし、桂子さんの主人公を鼓舞するために勝つシーンはぼろ泣きしましたし、天衣が実は主人公のためにじっと我慢しながら誰よりも主人公の将棋を愛してることが伝わってくるシーンもジーンとしました。

5巻は主人公が弱さと立ち向かって、しっかりと成長して、原点に立ち戻るっていう王道でのパターンを作者の力で素晴らしい作品に仕上げてくださってて、作者に感謝感謝です。

サイコーでした!


水葬銀貨のイストリア体験版感想!

あけましておめでとうございます!はんだこでです。

さあ、ついに待ちに待ったウグイスカグラ新作の体験版が配信されましたね!

f:id:handagote-eroge:20170113233959j:plain

http://kagura.rdy.jp/ginka/#

私は今、忠臣蔵46+1とダンガンロンパV3という素晴らしい作品を2つもプレイしている途中で幸せなのですが、さらに幸せにしてくれる素晴らしい体験版でしたね。


とりあえず、ネタバレなし感想から!


まーーーー、面白かったね( ̄ー ̄)

今回はトランプというかカジノを舞台にしたストーリーと公式から明言されていたので、どんなもんかなぁって思ってたんですけど…少年漫画みたいな展開で、エロゲっぽくない王道な楽しみ方ができました。

紙の上の魔法使いから見直されたのか、ヒロインを全員しっかりと扱ってるところも評価高いですね!

ヒロインの数はよくわかってないけれど、やって損はない体験版なので、皆さんぜひぜひ!







ネタバレあり感想!

まずは……ルクルありがとう!

はいはいはい、今回も体験版からすでに期待させてくれるシナリオでしたね!

いやー、一部幼稚というか対象年齢低めな設定も垣間見えるけど、そんなの気にすんな!

ルクル独特のこの雰囲気ですよ!

ヒロインがちょっとした時に漏らす「毒」と主人公の罪!

まさに、まさに…ルクルシナリオですわー…!

ってことで、スクショを混ぜながら軽くいきますね。


まずスタートしてカジノのシーンから来て、なんとなーく賭ケ狂イ(最近流行ってる漫画)みたいな雰囲気になるのかなぁっとか思ってたら、唐突に始まる小夜のターン!

f:id:handagote-eroge:20170114001355j:plain

そして、えっちぃ小夜ちゃん…f:id:handagote-eroge:20170114001419j:plain

なんとなーく、かみまほで妃派だった俺としては、毒吐くのかなぁって思ってたが、普通に可愛い清純派でしたね…。

シナリオ的にどのルートでも関わってきそうなヒロインですし、普通に可愛くて健気で、本編に期待ですねー。(おっぱいでかすぎ…)


で、主人公が学校に行くと「ぼっち」

親父さんが犯罪した理由も何かあるのか?と思わせられたが、とりあえず体験版では語られなかったので、主人公がぼっちで辛いなぁってなる第1章。

ラストはまあまあ盛り上げて終わると。

ここまでは、へー、なんかどこにでもあるラノベみたーい。ぐらいにしか思ってなかったんですけど、2章ですよ!

ここでメインヒロイン?になりそうな玖々里登場!

f:id:handagote-eroge:20170114001915j:plain

体験版始める前は、小夜派かなぁとか思ってたんですけど、体験版終えて、完璧に玖々里派ですね。

ツンデレかと思ったら、テンプレなツンデレじゃなくて、むしろいろいろ達観したところもあって、奥深いキャラでした。

主人公の裏切りにも、諦めと優しさをもって応える玖々里が切なくて、本編が楽しみでならない!

三章ラストでも見せてくれましたね…!

f:id:handagote-eroge:20170114002147j:plainf:id:handagote-eroge:20170114002200j:plain


あと、他のヒロインについて言えば、やっぱり夕桜でしょうね。

ティザームービー見たときは苦手なヒロインだなぁって思ったんですが、体験版プレイしてみると印象が変わり、かなり好きなキャラですね。

ギャグも声優さんの演技で見事こなしますし、玖々里との絡みはかなりツボでした。

f:id:handagote-eroge:20170114002701j:plain

そして、何よりも数少ない真実を知ってる人物であり、主人公を愛しながら恨んでいるという境遇から、ただの能天気ヒロインではない、と心から期待してるキャラになりました。

f:id:handagote-eroge:20170114002803j:plain

まあ、体験版の感想はこんな感じですかね?

ちなみに体験版ラストのあのシーンに私は見事に騙されました。

皆さんはいかがでしたか?

確かに読める展開ではあったかもしれませんが、私は何も気にせずまんまと引っかかったので最高に楽しめましたよ笑


シナリオ的にはこれからなので体験版の感想としてはこんなもんなんですが、1部デバッグ不足を感じるところもありました。

一章で黒鉄というヤンキーが喋るセリフをなぜか主人公が喋っている表示になっていたりしていたのは残念ですが、まあ、いつものウグイスカグラでしょう。

BGMは可もなく不可もなく。

CGに関しては、もう慣れたので特には何もなし。

いうならば、かみまほよりも快適にプレイできてるので、システム面が上がったと感じました。

OPEDも本編ではつくということで発売日が楽しみですね!


ということで、今回はこの辺で( ´ ▽ ` )ノ

2016年にプレイしたエロゲとラノベを振り返る!

久しぶりです、はんだごてです!
いやー、今年も終わりですねー。エロゲは結構できたんですけど、ラノベはあまり読めなかったので、来年はラノベもしっかり読めたらなぁって思いました。
では、さっそく今年の1月から振り返っていきますかね(結構忘れてるかも…)

1月  
はんだごてのエロゲ予約処女を奪い、今年初のエロゲ作品だったのは凍京ネクロ!

f:id:handagote-eroge:20161227172751j:plain

いやぁ、ニトロプラスだったんで大いに期待して予約したんですけど…まあ、はい、合わなかったです…。
シナリオは面白いんですけど、グロいというか気持ち悪い描写がキツかったです…。

2月
調べてみてびっくりした…!
1年の時は2月で春休みに突入してました(1年で留年すればよかった…)
春休みが2/15ぐらいから始まってるんで、結構やってました。

f:id:handagote-eroge:20161227173300j:plain

ヒロインの可愛さで言えば丸戸作品最高級のこんにゃく!海己可愛すぎだし、主人公の航がイケメンすぎた!


次に、マブラヴ(無印とオルタ両方)

f:id:handagote-eroge:20161227173417j:plain

いやー、流石は名作と言われるだけのことはありましたねー。

個人的にはアンリミテッドの部分が結構好きです。あの、ループもの特有の焦りがプレイヤー自身にもビシビシと伝わってくる文章最高でした!

オルタは泣けるし、熱いしで大満足でした。


3月

2月に名作2本やってしまったから、やるゲームに困っただろうなぁっと思ったら、さらなる名作、パルフェをやってました!

f:id:handagote-eroge:20161227173712j:plain

言わずもがなの里伽子ルート最強すぎ!

里伽子沙も含めてみると、今までやったエロゲの中で1番好きなルートかもしれません。

グッジョブ丸戸!


ラノベの方では、ファタモルガーナの作者である縹けいか氏が講談社タイガで出した『食せよ我が心と異形は言う』を読んでました。

f:id:handagote-eroge:20161227174557j:plain

いやぁ、この作品も見事でしたねー。

英雄達がヒロインを生贄にしてラスボスをなんとか倒した後の世界で、英雄達の中であった裏切りを許せなかった主人公が復讐をする!っていうダークなストーリーなんですが、めちゃくちゃ面白い!

序盤は退屈かもですが、最終的にどんどん引き込まれるのでオススメですね。


4月、5月
大学2年となり忙しくなったのか、控えめになってました。
とりあえず、レイライン三部作の前半2つをやってました。

f:id:handagote-eroge:20161227174727j:plain

正直な話、レイラインは最初の1本目やってる途中でぶん投げようかと思ってました。

The平凡って感じで面白くもつまらなくもなかったからです。

でも、買ってしまったし、とりあえずやるかーと最後までやると、評価が一気に変わりました。

ラスト10分で、平凡ゲーから良作ぐらいまで評価あげましたし、そのまま2部作目突入しました。

それぐらい、ラストは素晴らしかったです。

で、2部作目は1部作目よりだいぶ改善されてて(それでも結構眠くなるんですが…)ラストまでなんとかたどり着けました。

ラストは神ゲーと言いたいぐらいによかったのですが、まあ、序盤が微妙だったので、ここら辺で力尽きて、3部作目は先延ばししてしまいました。


この辺で艦これにどハマりしてたので、エロゲとラノベあんまりやれてなかったのかもしれないです。


6月

エロゲやる気がなく、ラノベばっかり読んでましたね。

この月は結構記憶に残ってて、やっぱラノベっていいなぁってなった記憶があります。

艦これノベライズの陽炎

f:id:handagote-eroge:20161227175532j:plain

熱い!

陽炎ハーレムと言われてるこのノベライズですが、陽炎イケメンすぎる。

さらに、不知火と霞が可愛いし良い子!

この作品の影響で久々に百合にハマって艦これss読み漁りました。


煉獄姫

f:id:handagote-eroge:20161227175650j:plain

知る人ぞ知る名作、と言われて読んだんですが、これは確かに名作でしたね。

爆発的な面白さというよりは、優等生といった感じで、全巻通してクオリティが高いです。

設定が面白く、主人公とヒロインが共闘し、成長していく姿はどんなラノベよりも美しかったです。

伏線回収、バトル、キャラとバトル物ラノベに必要な要素すべてが平均を上回る素晴らしい作品でした。


7月

記憶にない…。

多分、サクラノモリドリーマーズとかこの辺か?いやもっと後だっけ?

多分、ひまわりをやったような気がします!

ひまわりは伏線回収と予想できない展開の連続が見事すぎて1発でライターのファンになりました。

f:id:handagote-eroge:20161227181001j:plain

ごぉさん新作はよ!



8月

まずは予約していたアマツツミ!

f:id:handagote-eroge:20161227180755j:plain

今更言うまでもないぐらい、ほたるが可愛かったし泣けるシナリオでした。

2016年発売では個人的1位です!


サクラノ詩

f:id:handagote-eroge:20161227180203j:plain

部活で忙しくて結構テキトーにプレイしてしまい、秋に再プレイした神ゲー

雫ルートからの怒涛の泣けるストーリーの連続で、もう最高でしたね!

特に最終章が好きで、ストーリー全体で示したかったことがわかるしんみりとしたラストが大好きです。

続編のサクラノ刻がおそらく2017年発売となりそうなので、楽しみです!


9月

island!

f:id:handagote-eroge:20161227181035p:plain

いろいろネタバレになりそうなので、あんまり言わないけど、ひまわりよりもさらに予想できない展開の連続!

ただ、ひまわりよりも少し強引な理論が多いので、細かいところが気になってしまいました。

ひまわりと同じく伏線回収は見事でしたし、アニメ化もするので、気になった人は是非是非手に取ってみてください!


おそらくこの月にエイルンラストコードをある程度ちゃんと読み直したような気がする?


10月

多分何もやってない?

シャドウバースにハマってたのと、再プレイで特に新しいのをやった記憶がない…

もしかするとレイライン最終章はここでやったのかも。


11月

今年1番注目を集めたであろう作品、Re:Liefをプレイ!

f:id:handagote-eroge:20161227181757p:plain

OPをみて即購入を決意したんですけど、本当に素晴らしい作品でした。

問題点は結構たくさんあるんですけど、それを補って余りあるほどの美しいCGと音楽でした。

ストーリーも軽く引っかかるところはあるものの良作といった感じで、新ブランドとは思えない見事な作品でした。


冴えない彼女の育て方一気読み

f:id:handagote-eroge:20161227182352j:plain

10巻から積んでいた冴えカノを一気読みしました。いやぁ、やっぱり丸戸って天才だわ!

エリリと恵2人とも好きな俺ですけど、先輩メインの話でもめちゃくちゃ楽しかったですし、最新刊の恵メインのストーリーはあまりの可愛さとめんどくささで転がりまわりましたね。


12月

なないろリンカネーション

はるまでくるる

プレイ中です!




こうやって振り返ってみると、今年は素晴らしい作品をたくさんやれたなぁっと思います。

特に、丸戸作品は1年を通して楽しめました。

来年はサクラノ刻、そして何よりもウグイスカグラの新作に期待していきたいと思います!

では、みなさん良いお年を( ´ ▽ ` )ノ


ウグイスカグラ新作!水葬銀貨のイストリア発売決定!

みなさん、紙の上の魔法使いで多くの人間に絶望をもたらしたウグイスカグラの新作が発表されましたよ!

それも発売日が意外と近くて3/24です!

タイトルは

『水葬銀貨のイストリア』

f:id:handagote-eroge:20161216220903j:plain

http://kagura.rdy.jp/ginka/index.html

紙の上の魔法使い、運命予報をお知らせします(ヨナキウグイス)の2作品では色々と考えさせられるメタ作品だったんですが、今回もまたまたやらかしてくれそうな予感がしますよ!

とりあえず公式サイトが発表10分でアクセス過多によるサーバー落ちするという残念な出だしですが、サーバー落ちは期待の証ということで…。

紙の上の魔法使い同様、先行PVがyoutubeに上がってますので、気になる人はチェックしてみましょう。

https://youtu.be/QO5QA_SNXdA

 

情報が出揃うまではあまり内容に触れずにいきたいと思いますが、抑えきれないので少しだけ… 

どうしても言いたい!

今回のメインヒロインは誰だ⁈

おそらく現時点で確実に攻略可能キャラは下の4人だと思われる。

でも、ルクルさんだし何かしらやらかしてくれるだろうから、ヒロイン1人2人増える気も…。

 

f:id:handagote-eroge:20161216221204j:plainf:id:handagote-eroge:20161216221247p:plainf:id:handagote-eroge:20161216221304j:plainf:id:handagote-eroge:20161216221313j:plain

PV見た感じだと、私としては小夜とククリの2人が好きかな?

できれば義妹好きなので、小夜ルートがしっかりしたシナリオであることを期待!

 

まあ、体験版でたら感想記事あげますねー。

では、みんな!

ウグイスカグラを、ルクルを、信じろ!!

 

※追記

特典の数で誰が重要キャラか邪道の推理してみてもええかもね?